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2005年09月13日

沖縄大学の地域研究所に行く。

報告がすいぶん遅れて申し訳ないですが、
先月26日に、沖縄大学の地域研究所に行ってきました。

というのも先月、このブログに地域研究所の副所長の宮城先生からコメントが届きました。
くわしくは旧ブログ参照
この「共同売店ファンクラブ」は、素人が勢いで作ってしまったものですから、そりゃもうかなりビックリしました。なにせ副所長ですよ。「無断で資料を転載するな!」とか怒られるんじゃないかと(笑)
ところが「楽しく有意義なブログですね」「仲間に入れてくれませんか」「気軽に遊びにきて下さい」と大変ありがたいお言葉をいただき、喜んで研究所にお邪魔してきたわけです。

大学の研究所なんてところは滅多に入る機会はないので、ずうずうしいのが取り柄の僕もさすがに緊張してたんですが、無精ヒゲと笑顔で迎えてくれた宮城先生は、さっそく「これ読んだことある?」「これは持ってる?」と共同店研究の資料を山のように持ってきてくれました。
そもそも宮城先生がこのブログを知ったきっかけは、asahi.comの「宮城県 なんでもや 開店」という記事をブログで紹介していたことからとのこと。
この記事の最後に宮城先生のコメントも載っているのですが、そもそも朝日新聞は沖縄取材の際、まず宮城先生のところに来たそうです。

(この「なんでもや」は沖縄の共同店を参考にして宮城県で作られたものです。結城登美雄さんという民俗研究者が、遠い宮城と沖縄を結びつけてくれたんですが、これはまたあらためて紹介しようと思います)

沖縄大学の地域研究所に行く。

実は、私は一度、沖縄大学のシンポジウムで宮城先生のお話を聞いたことがありました。
『地域を知る、市民調査の可能性』というシンポでした。
たまたま知人に誘われて行ったんですが、この「共同売店ファンクラブ」の方向性を教えられたような気がしてとても参考になったんですね。ブログにも書いてます
そこに住んでいる住民、市民が自分たちで地域を知ることがとても大切だということを知らされました。この「共同売店ファンクラブ」もそうあるべきだと。
地域研究所は、生涯学習の場として市民に開かれた学園を目指し、市民調査を支援するのも大きな目的のひとつだそうです。
「共同売店ファンクラブ」が「市民調査」であるということを教えてくれた沖縄大学で、こうして繋がりができるなんて不思議な気がします。

僕は共同売店の取材に行く時、なるべく父と一緒に行くようにしています。父が一緒だと、方言も分かるし、知り合いがいるし便利だというのもあるけど、何より嬉しいのは、次第に父自身が積極的になってくることなんですね。
自分で調査することにより、実情を知り、問題点を知ることで、具体的な活動へと発展していく。
そういうことを宮城先生にも話すと、
「とてもいいことですね」
と仰ってくれました。

具体的な活動ということでは、先生の方から「何かできないかな」と言われたので、以前からやりたかった「共同売店ツアー」の話をしたところ、こころよく協力していただけることになりました!
沖縄大学の教室で少し勉強して、バスで奥共同店や奥部落、資料館、その他の共同店を回る、という感じにしたいと思っています。
実は僕も入ってる沖縄ちんどん屋同好会でも「共同売店を盛り上げるためにやんばるを廻ろう!」という計画があります。
ブログ上でも参加を募りたいと思っていますので、興味も持たれた方は気軽にご連絡ください。

少しづつですが、輪が広がってきています。
一緒に共同売店を応援しましょう!



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Posted by mkat at 23:16│Comments(0)活動報告
 
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