2007年10月01日

共同店、共同売店の分布地図

沖縄県内の共同店、共同売店の所在地です。

 ※私の知っている範囲で記載しているので、誤りがあればお知らせください。
 ※店名ではなく、集落名にしています。
 ※基本的に年々減っていいます。また一時的に閉店や、再オープンしていることがあるので、最新の状況については、それぞれ確認してください。
 ※鹿児島県、奄美地域にもあることが分かっていますが、まだ掲載していません。


クリックすると拡大します。
コピーして資料として使用してください。その場合はお知らせしていただけるとうれしいです。
また修正箇所がありましたらぜひご連絡ください。  

Posted by マキシ at 17:09Comments(0)TrackBack(0)共同売店とは?

2007年06月19日

滋賀県の地域福祉

3月に行ってきた滋賀の報告、その3です。(前回はこちら→ その1 その2

東近江市・八日市図書館での「まちづくり講演会&共同売店写真展」の翌日、市民の手による福祉サービスの様子を、滋賀地方自治研究センターの北川憲司さんに案内していただきました。  
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Posted by マキシ at 22:51Comments(3)TrackBack(0)共同売店の可能性

2007年05月25日

奄美の共同売店

滋賀の続きの前に、ちょっと報告します。

以前から
「奄美にも共同売店があるよ!」
と知らせてくれていたおんがち村通信のイズミさんが、先日、沖縄にいらっしゃいました!

そもそものきっかけは2月に放送された「沖縄楽園スタイルうちなー亭」を見て出た、
 「似たようなスタイル、シマにもあるがね」
の一言だったそうです。

詳しくは「おんがち村通信」で!↓
株式会社大棚商店1 株式会社大棚商店2 大熊振興商店




一緒に共同店めぐりしたかったのですが、今回は日程に余裕がなかったので、沖大の宮城先生や「共同店ものがたり」にオーストラリア・マレーニ報告を書いて頂いた千住さんをお呼びして、「共同売店ファンの集い」を、桜坂のカラカラで開催しました。

5人だけのささやかな集いでしたが、しかし! これまでほとんど情報のなかった奄美の共同店と、沖縄の共同店の情報交換がされたのは、きっとおそらく初めてではないでしょうか?
これは歴史的な一歩といっても過言ではないですね、たぶん(^^
歴史はともかく、これからの交流に繋げていけると嬉しいですね!



奄美では「共同店」といわずに「商店」というようですが、ほぼ沖縄の共同店と同じもののようです。
くわしくはまた改めて書こうと思います。

これはぜひ奄美に行かなきゃいけないですね~







  

Posted by マキシ at 19:06Comments(5)TrackBack(0)奄美の共同売店

2007年05月17日

広島県、川根地区の「共同売店」

前回の報告から、ちょっと間が空いてしまいましたが、3月に呼んで頂いた、滋賀県東近江市の地域づくりイベント、「ほんまに私(みんな)が主役のまちづくり」の報告その2です。

イベント概要はコチラ、 滋賀報告1はコチラを参照してください)




こちらが、川根振興協議会(広島県安芸高田市)辻駒健二さんです。
辻駒さんは、地域づくりや住民自治の分野では有名人です。
1月にNHKの番組で内橋克人さんと一緒に出演されていたのをたまたま見て、
「こんな人がいるんだー、すごいなー」
と思っていたんですが、2ヶ月後に直接お会いできるという幸運に恵まれたのでした。




川根振興協議会は、地域の諸問題を住民の手で解決しようと1971年に設立された自治組織で、辻駒さんはその会長であり、広島県の安芸高田市地域振興推進員も努めておられます。

川根(旧・川根村)は、19の集落におよそ260戸、人口600人ほどの地域です。
川根村は1956年(昭和の大合併)に高宮町へ、さらに2004年(平成の大合併)に安芸高田市へと合併されています。
最初の合併後、役場、学校、病院、商店街などが次々と消えていき、2000人いた人口は3分の1に。過疎化、高齢化が深刻となっていました。

大きな転機となったのは1972年、広島を襲った集中豪雨がもたらした大水害で、川根地区は孤立し、大きな被害を被ります。
この時、「もう行政には頼れない、自分たちでできることは自分たちでやらねば」という危機感と自治意識を強く持ち、災害復興だけではなく、産業、福祉、教育などあらゆる分野で自治活動を進めていきます。

川根の取り組みは、やがて高宮町全体に広がります。
そして、地域住民が加入する振興会が、それぞれに予算と権限を持ち、町役場と役割分担をしあうという「高宮方式」は、地域自治のモデルとして全国に知られるようになります。




この川根地区に万屋(よろずや)という店があります。
万屋は、住民の共同出資によって誕生した「共同売店」です。

7年前、農協の合併に伴う合理化で、高田郡農協は川根地区にあった農協売店の閉鎖を決定しました。
地域に一つしかない売店がなくなるというのは大変なことです。
特に、お年寄り、車に乗れない人、立場の弱い人は、その地域では誰かの助けなしには生きていけないということです。

閉鎖の話を聞いてすぐ、辻駒さんは農協の組合長の元へ行き、
「どうしても廃止するなら、その施設をくれ」
と言ったそうです。
そして地域の人たちに出資を呼びかけます。
しかし、始めはみんな心配して、
「出資して赤字になったらどうするんだ、また出資しろ、というんだろう」
と言ったそうです。
その時、辻駒さんは、
「みんながそれほど心配するなら大丈夫。店がつぶれないように、店で買い物するでしょうから。車に乗れない高齢者を支えるためにも、町に買い物に行くのを10回のうち、7回にして店を利用すればちゃんと儲かる」
と説得してまわった。
その結果、1戸1000円の出資に260戸の全戸が応じて、農協は「万屋」として、またガソリンスタンドは「油屋」という、地域による「直営売店」に生まれ変わりました。

実際の経営は、協議会の副会長でもある岡田さんの建設会社に依頼。
また、たとえ1000円ではあってもきちんと「株券」を発行して、一人ひとりが「株主」であり、みんなの店だという意識を持つよう工夫しているようです。
現在は、国の助成金で老朽化していた店舗も建て替えることができ、万屋の周辺は「川根タウンセンター」として整備が進んでいるようです。

岩手日報06.6.1「とことん住民力」




滋賀の帰りに、ぜひ川根にも寄っていきたかったんですがね~
さすがにそこまでの時間はありませんでした。

私は万屋のことを上記のNHKの番組で初めて知ったのですが、「これは共同売店だ!」と思いました。
宮城県丸森町大張地区の「なんでもや」もそうです。
合併の繰り返しで役場そのものがなくなり、行政サービスは停止。
本来「組合員」のものであるはずの農協も、巨大化した組織を守るための「合理化」で地域から撤退していく。「儲けるだけ儲けて、儲からなくなったらサヨウナラ」というのは、スーパーやコンビニと変わらない。

もちろん沖縄にある歴史的な意味での「共同売店」ではないですが、設立に至る背景には共通するものがあると思います。
共同店が誕生した100年前の沖縄には、そもそも「行政サービス」というものがなかった。

ちなみに、辻駒さんに
「沖縄の共同売店や、宮城県のなんでもやを知ってたんですか?」
と聞いたところ、
「今回、初めて知りました」
とのことでした。

ということで、長くなりましたので、この辺で。

この翌日、北川さんの案内で、茗荷村しみんふくしの家八日市、しみんふくし滋賀の材久さんなどを見せていただくことができました。
共同売店の福祉的機能を、継承し発展させるヒントを教えていただきました。
次回、その紹介をしたいと思います。  

Posted by マキシ at 23:24Comments(0)TrackBack(0)共同売店の可能性

2007年04月15日

あちこちで紹介されてます!

お陰さまで『共同店ものがたり』が、あちこちで紹介して頂いてます。



うかたま」(農文協)のVol.6

全国誌ですよ!

料理雑誌コーナーに並んでます。

うかたま豆ジャーナル、というページです。

しかもなんと本の紹介だけじゃなくて、本を持ってホントに共同売店を回ってます!

エライ!

しかも、高江の売店と大川共同売店!

シブイ!






去年12月にもお知らせしたように、日経新聞でも触れてくれてます。

あと新刊紹介コーナーに載せてくれた新聞は、

神戸新聞

長崎新聞

信濃毎日新聞

出版ニュース

日本農業新聞、、、


もちろん地元、沖縄タイムスも、編集のIさんの写真付きで紹介してくれてましたね!

あれ、×△新報は、、? まいいか!

「ここにも載ってたよ!」というのご存知の方、ぜひお知らせ下さい。



もちろん季刊カラカラの「共同売店散歩」も、ずっと連載中です。

最新号では、読谷村の都屋共同店にお邪魔してきました。

共同売店の連載が読めるのは、世界中で「季刊カラカラ」だけ!

こちらもよろしく!



カラカラ@web  

Posted by マキシ at 02:53Comments(2)TrackBack(0)共同店ものがたり

2007年04月02日

喜如嘉の写真展』4/8まで!

喜如嘉の写真展の開催が、
なんと4月8日(日)まで延長させてもらうことになりました。
ちょっと宣伝不足だったので、もう一回告知しておきます!

『沖縄の共同店 写真展』

【期間】2007年3月25日(日)~4月8日(日)

【場所】喜如嘉公民館1階 図書室(喜如嘉区事務所隣り)

【協力】沖縄大学地域研究所、株式会社伽楽可楽

【入場】無料

お問い合わせ:
喜如嘉区事務所 大宜味村字喜如嘉777 TEL0980-44-3809
共同売店ファンクラブ 090-1850-2829(マキシ) 



オクラレルカの花も見頃を迎えています。
やんばるドライブの際は、ぜひ喜如嘉へ足をお運び下さいね!

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緊急追記!

『いぎみてぃぐま展』(大宜味ものづくり展)も、4/8まで開催中です!
今週末は、大宜味へぜったい行ったほうがいいですよ!

詳しくはjinjinさんのブログ↓
http://jinjinyo.seesaa.net/article/16960001.html
※いぎみ、は大宜味。てぃぐま、は手仕事。  

Posted by マキシ at 19:04Comments(8)TrackBack(0)共同売店写真展

2007年03月26日

「写真展」 in 喜如嘉共同店落成式

昨日(3/25)、喜如嘉共同店の落成式が盛大に開催されました。




お祝いには欠かせない「めでたい節」です。めでたいですね~!
区長さん自ら踊っていらっしゃいます(笑
当日、地元2紙に協賛広告を出したくらいで大げさに告知はしなかったそうですが、地元の方を中心に100人近くが参加されました。




喜如嘉共同店の移り変わりも紹介されました。
1909(明治43)年に設立され、産業組合に組織替えされたり、村の産業組合や農協の支所に組み入れられたりしたこともあったそうです。
戦後すぐは米軍の配給所だったこともあります。
そして今回、「喜如嘉地区農産物集荷施設・販売施設」なんて長ったらしい名前に変えざるを得ない事情があったようなんですが、、、

長い歴史の間にさまざまな変遷はありましたが、共同店は、ずっと部落の人々の生活を支え続けてきました。
そしてもちろんこれからも。



地域研の宮城先生も祝辞を述べられました。
「難しいこともたくさんあるけれど、住んでいる皆さんが地域の問題点をお互いにもっと話しあっていけば、きっと乗り越えられます」




公民館の一階では写真展も始まりました。
落成式前に、地元のお婆ちゃんたちが次々と見にきてくれました。

「沖縄中にこんなにあったんだね~」

「減ってるんだね~、どこも大変なんだね~」

「宮城県にもできたんだ~」




「石垣や西表には、喜如嘉からもたくさん移民したんだよ~」

「大富売店(西表)の『大』は大宜味の大、『富』は竹富の富なんだよ」




「昔は薪を担いで売店に持っていったね~」

「精米所、製材所、みんな組合(共同店)でやってたんだよ」




落成式のあと、地元の青年会の皆さんが来てくれて、写真を見ながら共同店についていろいろ話していたら、
いつの間にか宴会になってました(笑

「沖縄では共同店みたいな雑貨屋があたり前だけど、内地に行って『米屋』とか『酒屋』が別になってるの見てびっくりしたね~。『タバコ屋』なんて、どうやってタバコだけで儲けるんだろうかってね(笑)」

「(本土や那覇では)共同店?何それ?なんて言われて恥ずかしかった覚えがあるけど、こうして見直されてきてるなんて嬉しいね~」



で、おまけ。
この写真を全世界に公開してほしいということでした(笑

喜如嘉は、大宜味村の中でもたくさんの人材を輩出している地です。
芭蕉布をはじめ地元の人たちも頑張っているし、若い人たちの間にも故郷を大事にしたいという強い思いを感じました。
そして県外から移り住んできた人たちも、いい形で刺激を与えてくれているようです。
こういう元気な方々がいれば、喜如嘉はきっと大丈夫です!


写真展は1週間の予定でしたが、もう少し延長してもらえそうです。
オクラレルカの花もこれから見ごろを迎えます。

ぜひ喜如嘉公民館に足を運んでみてくださいね~
そしてもちろん、新しくなった喜如嘉共同店にも!  

Posted by マキシ at 22:59Comments(4)TrackBack(1)共同売店写真展

2007年03月22日

喜如嘉で落成式と写真展

建て替えのための工事をしていた大宜味村の喜如嘉共同店ですが、
3月25日(次の日曜日)に、新店舗の落成式が行われます。



真っ白い建物に生まれ変わりました。
施設名は「喜如嘉地区農産物集荷施設・販売施設」ですが、共同店は共同店です!

落成式の会場は、嘉如嘉公民館の2階ホール。
ついでといっては何ですが、地元出身の若者から連絡を頂き、「ぜひ!」ということで、写真展も開催することになりました!
展示場所は公民館の1階の図書室。
共同店の仮店舗があった場所です。

落成式は地元の方々が中心で、来賓などは招待しないそうですが、写真展は3/4までの1週間、開催しています。
ドライブがてら、せひ写真展を覗いてみて下さいね!
喜如嘉の春の風物詩としてすっかり有名になったオクラレルカ(アヤメの仲間です)も咲き始めてますよ~

場所はコチラ、芭蕉布会館の向いです。(大宜味村字喜如嘉777 TEL0980-44-3809)

喜如嘉については、大宜味商工会HPで。

※25日の琉球新報、沖縄タイムス朝刊に協賛広告も載ります。  

Posted by マキシ at 22:25Comments(2)TrackBack(0)お知らせ

2007年03月05日

「共同店写真展」 in 八日市図書館

滋賀に行ってきました!
写真展、辻駒健二さんの講演、共同売店の紹介、翌日は「しみんふくしの家」を見てまわり、大変勉強させてもらた2日間でした。

とても一度には書けないので、まずは写真展の報告から。




こちらが東近江市立・八日市図書館。外観だけでなく、とても立派な図書館でした。




入ってすぐ、貸し出しカウンター前のフロアから展示されています。




奥100周年資料集、共同店ものがたりも置いてありますね。




こちらは、地元、滋賀報知新聞で写真展が紹介された記事です。
思ったより大きな記事で嬉しかったですね。
桜坂劇場でやった時の××新聞の記事よりよっぽどデカイ!(Sさん、ゴメン!(^^
※記事はこちらで読めます→滋賀報知新聞NEWS




1階だけじゃありません。
こちら2階の展示スペースにずらり展示していただいてました。




こうして並べてみると、壮観です。
(照明が明るいのでカメラで撮るると周りが暗く写ってしまってます)




ちょっと引いたらこんな感じです。
コーヒーを飲みながら本が読めるスペースになってるんですね。
ちなみに一杯100円!




皆さんこんな感じで見ていらっしゃいます。
共同売店を知っている方は、ほとんどいません。




寄るとこんな感じ。
どうやら、野甫(伊平屋)、諸志(今帰仁)、魚泊(東村)など、昔ながらの、瓦屋根の共同売店に人気が集まるようです。




こっちはどこかで見覚えのある2人、、、




今回の「まとめ役」、NPO市民熱人(ねっと)代表の阿部圭宏さんはじめ、スタッフ、参加者のみなさんと記念写真。


ご覧になった方の感想は、

「今回の写真展で初めて共同売店というのがあることを知った」

「こんなにたくさんあるんだと知って驚いた」

「コンビニやチェーン店などと違って、一店、一店が全部違っていて、それぞれに個性と表情があるようでとてもよかった」

「店内の様子や、どんな風に利用されてるのかがわかる写真があるとよかった」

「沖縄のパインが大好きなんだけど、どのお店で売ってますか?」



パインが買いたいという方には慶佐次売店の電話番号を教えてあげました(^^

私自身も、本で読むのと違って1ヶ所に並べてみるとまた違った見え方がするんですね~
写真の力ってすごいです。
ひとつとして同じ店はない!」ということに改めて気付かされました。

それぞれの店を、それぞれの部落の人たちが支え、
いろんな事情でいろんな経営形態を工夫し、試行錯誤や苦労をしながらも、
店を、みんなの暮らしを守ろうとしているんだと感じました。
今回は建物の写真だけでしたが、それでもその背景には、それぞれ人々の暮らしや、息づかいや歴史がありありと浮かんでくるような、、、こういう感覚は、コンビニではありえないよな、確かに。

さらに内容を充実させながら、ぜひまたどこかで開催したいと思っています。
まちづくりって何だろう?共同、共生ってなんだろう?
そう考えている多くの人に、沖縄の共同売店がたくさんのヒントや勇気を与えてくれるということを、
今回、改めて確信しました。

ウチでぜひやって欲しい」という方!
ぜひお知らせください!どこでも行きますよ!  

Posted by マキシ at 21:19Comments(5)TrackBack(1)共同売店写真展

2007年02月28日

今週の土曜(3/3)、滋賀で!

滋賀での共同店写真展、どなたか行かれた方いますか?

メインのまちづくりイベントが、いよいよ今週土曜に迫ってきました。

日 時 07年3月3日(土)  午後1時30分~4時
場 所 東近江市立八日市図書館
主 催 人と自然を考える会 ・ 東近江市立図書館 
協 力 東近江市まちづくり推進課




基調講演は、広島の川根まちづくり協議会、辻駒健二さん。

私は、第2部の
“まちづくり”ってなんやろ 
~“来たからにはしゃべって帰ろう”座談会~

のゲストとして、共同売店を紹介してきます。





参加ご希望の方は、八日市図書館までご連絡してみてください↓

東近江市八日市図書館
http://www.library.higashiomi.shiga.jp/
TEL 0748-24-1515  FAX 0748-24-1323


以下、案内チラシより。
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「地元学でまちづくり」 
ほんまにみんな私が主役のまちづくり
 ~広島県安芸高田市“川根”の地域づくり~
(文部科学省 社会教育活性化21世紀プラン助成事業)

 東近江市では、「まちづくり協議会」による新しい「市民による自治」の試みが始まりました。
 今回は、30年前から住民によるまちづくりに取り組んでいる、広島県安芸高田市の「川根地区」から、そのキーパーソンをお呼びしてお話を聞きます。
 また、沖縄のお年寄りの暮らしを支え、まちのサロンとして交流の場となっている「共同店」の取り組みも紹介して頂きます。
 参加した方々にも存分にしゃべって帰っていただけるよう、討議時間をたっぷり設けます。交通整理役として、東近江の「まち協」づくりを応援して下さっている阿部圭宏さんをお迎えします。

第一部 「川根地区のまちづくり」 スライドプレゼンテーション
基調講演 「もやいしよう」でまちづくり 講師  辻駒健二氏 
第二部 「“まちづくり”ってなんやろ~」
~“来たからにはしゃべって帰ろう”座談会~
ゲスト  眞喜志敦氏(沖縄・共同店ファンクラブ)

※川根について
 川根地区は,高宮町の中心部から北へ10数km,島根県境に接する270世帯650人の旧村の集落です。昭和30年代までは稲作と林業,和牛,養蚕が主体の純農村地帯でしたが,昭和40年代からの高度成長期に,兼業農家が増加。しだいに過疎化,高齢化が進展し,高齢化率は50%を超えています。
 集落全体の過疎化,高齢化が深刻さを増す中,昭和47年2月に有志数人が立ち上がり,「川根振興協議会」を結成。地域再生に向けての話し合い活動が始まりました。同年7月,集落豪雨により壊滅的な被害を受けた川根地区で,振興協議会は援助班を編成し,自分たちで災害復旧活動を行いました。この意欲を過疎・高齢化への危機感が後押しし,住民の総意と総力を結集して活動する組織に発展。昭和52年以後は,地区全戸が加入し,積極的な地域づくりが進められています。

※沖縄の共同店について
~沖縄の共同店について~
 集落では、生活を防衛する方策として、集落単位の団結による生産物の共同販売、日用品の共同購入を主な目的とした共同店を誕生させました。その先導的役割を果たしたのが国頭村奥集落の共同店です。共同店開業と同時に個人所有の山原船は共同店に買収されました。
 共同店による集落民の物品購入の仕組みは、集落民が持ち込む薪木や米による現金収入の対価として、必要な日用雑貨を安価に共同店で集落民に販売するものでした。その共同店の経営を支えるのが集落の共有財産としての山原船でした。
 奥集落の共同店を皮切りに、やんばる3村では各集落に共同店ができ、道路開通による山原船水運の終焉など紆余曲折を経て、奥集落の共同店のように「集落経営」のまま現在に至っているところ(国頭村に多い)と、「個人経営」に移行していったところ(大宜味村、東村)があります。
「やんばる地域紹介ホームページ」より http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/okinawa/topics/4/  

Posted by マキシ at 13:49Comments(2)TrackBack(0)共同売店の可能性

2007年02月11日

共同店の写真展を、滋賀県で開催!

なんと共同売店の写真展を、滋賀県の東近江市で開催することになりました!

「沖縄共同店写真展」 
 2月21日(水)~3月4日(日)

 場所 東近江市立八日市図書館

なんで滋賀県で?と思ったでしょ。
私もです(笑
実は、まちづくりのイベントでの同時開催です。
メインのイベントはこっちです↓

 「ほんまに私(みんな)が主役のまちづくり 
 ~広島県安芸高田市“川根”の地域づくり~」 

 日時  3月3日(土)午後1時30分~4時
 場所  東近江市立八日市図書館
 講師  辻駒健二氏 (川根自治振興協議会)
 主催  人と自然を考える会 ・ 東近江市立図書館
 協力  東近江市まちづくり推進課
 申込  東近江市八日市図書館  (HPはこちら
      TEL0748-24-1515  FAX0748-24-1323 



というのも、以前、沖縄の共同売店を一緒にまわらせていただいた滋賀地方自治研究センターの北川さんのご紹介で、上記のイベントでゲストとして沖縄の共同売店を紹介することになりまして、「ついでに写真展もしませんか?」とお願いしたら、快くOKをいただけたんですね~。
ありがとうございます!

(北川さんとの共同売店めぐりはこちら→ 谷茶里ストアーにて 山田共同売店1 山田共同売店2

昨年10月、奥共同店100周年式典のプレイベントとして、
 「沖縄の共同店」 写真展 in 桜坂劇場
 主催:沖縄大学地域研究所
 協力:奥共同店、共同売店ファンクラブ
を開催させていただくことができたのですが、またどこかでやりたいな~、と思っていたら、今度はいきなり滋賀県(笑

(桜坂劇場での写真展の様子は、こちらこちら

イベントの詳細は、あらためてお知らせします。
滋賀県のウチナーンチュのみなさん、沖縄好きのみなさん、共同売店って何?という方も、
かなり珍しい、なぜか懐かしい沖縄が見られると思いますので、せひ見にきてくださいね~  

Posted by マキシ at 16:36Comments(1)TrackBack(0)共同売店写真展

2007年02月09日

BS日テレ「うちなー亭」で、明日放送

珍しく2日続けての更新です。ブログ始まっていらいかも(笑

明日、BS日テレ「沖縄楽園スタイル うちなー亭」で、共同売店が取り上げられます。

・大保共同売店(大宜味)では照屋さんの流木ランプづくり、
・塩屋売店(大宜味)では、お婆ちゃんたちのユンタク風景、
・宇良共同店(国頭)では、アシスタントのナホミちゃんが一日店長!?に挑戦、(うららか うらからにも書かれてますよ)
・奥共同店の主任選挙の様子(これもなかなか見れない貴重な映像だと思います)
さらにスタジオ収録と、かつてない盛りだくさんの内容になっています。

【放送予定】
2月10日(土)21:00~21:54
(再放送)
2月11日(日)18:00~
2月17日(土)21:00~
2月18日(日)18:00~



司会は、りんけんバンドの照屋林賢さん!
担当ディレクターの岸本司さんがとても丁寧に取材してくれまして、
楽しく、そしてきちんと問題点も伝えられる内容になっていると思います。
永久保存版です!

BS日テレ 沖縄楽園スタイル うちなー亭
毎週土曜 21:00~21:54(54分) 再放送:毎週日曜 18:00~18:54(54分)  

Posted by マキシ at 13:05Comments(9)TrackBack(0)お知らせ

2007年02月08日

読売新聞(2/7)で奥共同店

2月7日(水)の読売新聞で、奥共同店のことが取り上げられました。
昨日の新聞、捨てずに見てみて下さいね。

くらし(15)面、「つながる」というシリーズの「第1部 人と地域社会 2」です。
見出しは、
「みんなが店員、地区共同店」
「助け合い 過疎地で注目」



主任の糸満盛也さん、沖縄大学の宮城能彦先生、それから宮城県丸森町にできた「なんでもや」さん、民俗研究家・結城登美雄先生と、いつもの(?)の顔ぶれが登場します。

沖縄大学地域研究所| |丸森町なんでもや| |結城登美雄先生

1店だけ取材するとしたら、どうしても奥になってしまいますが、
たまには他の共同売店も取り上げてほしいとは思いますね。
いや、全国紙に載っただけでも素晴らしい!
他の全ての共同店、共同売店の情報発信の手助けになれば、というのがファンクラブの目的でもあるんですが、もっと頑張らないとな~

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ついでというか、参考までに、
asahi.comで「お菓子食べに来て/にぎわい戻れ若手共同店」という記事が出ていました。
富士吉田市の「シャッター通り」になってしまった商店街で、和菓子、洋菓子、製餡屋さんなど6店舗が共同で店舗を出す、というもの。
地域住民が地縁で繋がる沖縄の「共同店」とはちょっと異なりますが、相互扶助の精神で危機を乗り越えようという点は同じでしょうか。
農山村の過疎と都市部の旧・中心市街地の空洞化とは、抱えている問題が似ているのでお互いの知恵を出し合っていければいいですよね。
富士吉田のお菓子屋さんたちにも、ぜひ頑張ってほしいです。  

Posted by マキシ at 13:04Comments(0)TrackBack(0)お知らせ

2007年02月03日

奥共同店の選挙

先月、奥共同店の選挙の様子を見せていただく機会がありました。



共同店、共同売店には「主任」と呼ばれる方がいます。
いわゆる一般の商店でいう「店長」にあたる方ですね。
奥共同店に限らず、共同売店の主任さんは、部落の共有財産を扱う大切な役割を任されています。
ということは、主任はムラの「公務員」ということで、給料をムラからもらうわけです。
ということで選挙が行われるわけですね。
共同売店が、ただの「商店」ではないということが伺えます。

奥では、区長、理事、そして共同店主任を選ぶため、2年に1度行われています。



私の父(大宜味村字田港・昭和16年生)は、よく、
「売店の主任というのは誰でもなれるものじゃなく、人望の厚い人しかなれなかった。
田港の売店のおじさんも教養のある人で、学校の教科書を買えない時代、
売店の主任が教科書を写してくれて、それでみんな勉強したものだ」
と話してくれます。



ということで、皆さん非常に真剣で、緊迫感が会場にみなぎってます。
選挙権は、奥区に住所を置いている20歳以上の人。
会場には80人程が集まっていますが、、、私が驚いたのは、



これは共同店前の掲示板に貼りだされていたお知らせですが、
なんと不在者投票までちゃんと行われてたんですね~

恥ずかしながら私は今回、実際に選挙を見せていただくまでは、
「きっと、選挙前に誰が選ばれるかはある程度決まっていて、選挙といっても信任投票のような、形式的な選挙なんじゃないか、、、」
なんて思っていたんですが、そんなことこは全くありませんでした。



ちゃんと票は割れるし、一体誰が選ばれるか、最後まで分からない。
一票一票読み上げられる名前が黒板に書かれるのを、みんな真剣に見つめていて、なごやかなムードなんてものじゃなく、真剣そのもの。
ムラの運営を誰に託すのか。
地域の自治に、全ての人が真剣に関わっている姿を見て驚かされました。
そして、こういう場にムラの若い人たちが普段から触れているからこそ、次世代に伝えられていくのだと思いました。

「自分たちの村を、自分たちで作っている」
奥の方々の強い意思が、100年以上もの間、共同店を守り続けてきたきた根底にはあるんだということを感じさせられました。

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実は今回は、BS日テレ「沖縄楽園スタイル うちなー亭」という番組の取材として選挙の様子を見せていただきました。
この模様は、2/10(土)に放映されるそうです。
【放送予定】
2月10日(土)21:00~21:54
(再放送)
2月11日(日)18:00~
2月17日(土)21:00~
2月18日(日)18:00~

となってます。
他のテレビ局は取材を断られたこともあるらしいので、とても貴重な映像かも知れませんよ!

BS日テレ 沖縄楽園スタイル うちなー亭
毎週土曜 21:00~21:54(54分)
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Posted by マキシ at 20:55Comments(0)TrackBack(1)共同売店訪問記

2007年01月19日

初詣で

本土の皆様、あけましておめでとうございます。
コチラ沖縄は、まだ12月1日です。
ウチナーンチュは旧暦で生活してますから、年賀状は旧正月に出すんですよ~

冗談はさておき。

2007年の共同売店めぐりは、1月6日の奥共同店で始まりました。
「初詣」としては最高の出だしです。




しかも今回は、東洋大学・社会福祉学科の高山先生と、沖縄県の社会福祉協議会の方たちを案内するという大役をおおせつかっての共同売店めぐり。
高山先生は、大学で教鞭をとるだけでなく、湘南福祉ネットワークオンブズマンという活動もされています。

高山先生たちの調査は、共同売店が主な調査対象ではないのですが、沖縄県内の「市民による小規模多機能型の地域福祉活動」に、沖縄の伝統的な共同体や地域性に根ざしたものがあるのではないか?ということで、共同売店を回ることになったようです。
詳しくは、もう少しまとめられるようになってから、改めて書くことにしますね。

ちなみに真ん中で寒そうにしている方は、同行していただいたちゅらさの会(恩納村エコツーリズム研究会)の仲西美佐子さん。



こちらは大宜味村・塩屋にある塩屋売店
昨年7月、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」でお婆ちゃんたちの集まる売店として全国に紹介された店です。

もともとは共同売店ですが、現在は写真の宮城ハツエさんが部落から買い取って、個人店として運営されています。
ということで残念ながら「共同店ものがたり」には掲載されていないのですが、まだまだ地域に果たしている役割は大きなものが感じられました



看板には、まだかすかに「共同店」の文字が見えますね。



すっかり暗くなってますが、こちらは恩納村の塩屋にある「すや売店」。
以前はこんな感じでしたが、昨年12月に建て替えて新規オープン。
それを機に、経営も個人委託されることになりました。

じつは、この個人委託された方というのが、今回同行している仲西美佐子さんのお知り合いの伊波さんなのですが、残念ながらこの時は外出中ということで、お会いできませんでした。

伊波さんは地域福祉活動をされてきた方で、恩納村真栄田の「憩いの家 かまどぅハウス」のメンバです。
かまどぅハウスは、地域の高齢者の皆さんが集まって、一緒に食事をしたり、のんびりテレビを見ながらユンタク(おしゃべり)したりできる場所として、週1回オープンしています。

すや売店の近くなので、かまどぅハウスの中も見せていただきましたが、夜ですし、もちろんどなたもいませんでした、、、



とりあえず写真の写真だけ。
なんとなく雰囲気だけは分かります。
こちらももう一度訪問して、改めて紹介したいと思います。

長くなりました。
他にも報告することがたくさんあるのですが、、、今回はこの辺で。

2007年も共同売店ファンクラブは、ヨンナーヨンナー(のんびりと)活動していきます。

101年目を迎える沖縄の共同売店を、今年もよろしくお願いいたします。  

Posted by マキシ at 03:23Comments(9)TrackBack(0)共同売店の可能性

2006年12月15日

山田共同売店にて その2

前回の続きです)

話はちょっと戻って、山田共同売店を訪れた日の前日、
私は北川さんにできたてホヤホヤの「共同店ものがたり」を読んでいただき、
共同売店の成立や現状についておおまかに説明しました。
北川さんはこう語っていました。

「今、医療法人や社会福祉法人が、介護保険という巨大市場をねらって、
各地の高齢化・過疎化する地域にどんどん進出しようとしている。
早く市民の手による地域密着型、小規模分散型のケアシステムを作らないと、
お年寄りたちの年金は、医者や社会福祉法人に吸い尽くされてしまう。
介護保険料はつり上がり、お年寄りたちは高いカネを払っていながら、
工場の流れ作業のような質の悪い介護サービスを受けざるを得なくなる」

介護保険料に地域間格差があることすら知らなかった私は、
北川さんの話に目からウロコの思いでした。

「共同売店に、デイサービスや、子育て支援施設、学童保育などを併設すれば、
人の集まる場になるし、ここで買い物をすることもできるし、生産の場にもできる。
こうやって、地域経済自体が循環しはじめる。
民家を利用したグループホームやデイサービスが全国で広がっているが、
共同売店のような建物やしくみが残っているというのは、地域の大きな財産。
これを活用しない手はない」


(山田共同売店で売られている地元の野菜や果物と、手作りコーレーグース)

そしてこの日、山田共同売店を訪れ、
北川さんはひと目見て、
「ここならデイサービスを併設した地域密着ケアができる!」
と目を輝かせたのですが、、、、

北川さんの話を聞いていた売店の斉藤さんが、
「実は、ここをデイサービスに貸すことになっているんですよ、、、」
とポツリ。
一瞬、僕もドキッとしました。
「どこや?」すぐに聞き返す北川さん。
「医療法人やろ。やっぱりもう目つけてたんや、、、
介護市場は今や7兆円を越える巨大マーケット。
それをねらって医療法人や社会福祉法人が、外へ、各地域へ進出してきている。
奪い合いは、もうとっくに始まっている。
みんな、福祉と聞くと、心優しい人たちのやる世界と思ってるけど、ホントは戦争やで。
ぼーっとしてたらダメ。
地元の人が知恵を絞って、自分たちで地域を守らんと、食い物にされるだけ。
吸われるだけ吸い上げられて、後には何も残らない。
若者は去り、高齢者だけが残る、限界集落というやつ。
滋賀ではこうならないよう、先手を打って地域ケアの拠点を市民の手で作ってきた。
こういうしくみをきちんと作れたところと、そうでないところでは、
今後、大きな差ができてくる。かわいそうだけど、、、。
沖縄は残念ながら全国一、介護保険料が高い地域。
地域の市民の手でケアのしくみを作れば、安くて質の高いケアが可能になり、そのお金は地域で循環する。
沖縄のお年寄りたちは、限られた年金の中から高い保険料を払わされ、流れ作業の工場のような介護を受けるしかない。
しかもそのお金は、地域から都市部へと流出していく一方。
そいういう意味では、沖縄にはもう相互扶助のしくみは残っていない」

私と斉藤さんは、返す言葉もなく、ただうなずくだけでした。
前日聞かされた話が、現実に進んでいる現場が目の前にあったなんて、、、
「共同売店」というしくみがありながら、現在はまったく生かせていない現実。
この一見のんびりした村で、刻一刻と進んでいる現実。
「共同売店ファン」を自称しながら全く不勉強で、そんな現実も知らなかった自分。
共同店のもつ福祉的な機能、という話は何度も聞いたことがありましたが、
ここまで具体的な問題として考えさせられたのは、今回が初めてでした。

何だか暗い話になってしまいましたが、、、これが現実なんですね。
もちろん恩納村だけでなく、沖縄で、全国各地で起きている現実。
のんびりしてるヒマはないようです。
共同売店を利用した地域ケアのしくみを、ぜひ作らなければならないです。  

Posted by マキシ at 21:36Comments(6)TrackBack(4)共同売店訪問記

2006年12月12日

山田共同売店にて その1

谷茶(恩納村)にある谷茶里ストアで盛大なカジマヤー祝いを堪能した後、
北川さんと私は南へ下って山田共同売店へ向かいました。

恩納村といえば、大型ホテルが軒を連ねる日本有数のリゾート地。
日本復帰以後、今も続くホテル建設ラッシュで、かつての静かな漁村も姿を変えつつあります。
ホテルの前には、観光客向けのお土産品店、郷土料理店、コンビニが増え、
15の字(集落)すべてにあったといわれる共同売店は、現在は半分になってしまった。
ほとんどは株主制から個人請負へと変わっています。



山田の集落は、そんな国道58号線沿いの喧騒から少し離れたところにあります。
昔はフェーレー(追いはぎ)が出る「難所」として知られた多幸山の近く、
というか「琉球村の近く」といった方が分かりやすいかもしれない。
今でこそ赤瓦の家も少なくなりましたが、まだ昔ながらのたたずまいが残る静かな部落です。

山田共同売店は、今でも住民が所有する株による共同経営が健在。
1戸1株で160戸の組合員がいて、組合長、5つ班の代表からなる理事と監査役という組織での運営。
まさに地域の人々が店を支え、店が地域の暮らしを支える。

そんな山田にも、近くにコンビニができる話があったという。
現在、売店を任されている斉藤さんによれば、
「幸い、話を持ちかけられた土地の所有者が、部落のみんなと相談して、、
結局土地を売らないことにしたそうです。
もしコンビニができてたら、売店はどうなっていたでしょうね、、、」



売店はとても広く作られている。
商品スペースの他に、リサイクル品コーナーや「休憩室」というユンタク場所もあり、
一部は、これまで学習塾に貸していたほど。
北川さんは、店内をひと目見るなり、
ここならデイサービスを作って、地域密着のケアができる!
と目を輝かせて言いました。
前回も紹介しましたが、北川さんは滋賀地域自治研究センターの副理事を勤める方。
介護保険の仕掛け人であり、「しみんふくしの家八日市」「あったかほーむ」など、
民家や町屋を利用して、市民やNPOによる、小規模・地域分散型、
地域密着型のケアシステムづくりを仕手がけてこられたそうです。

京都新聞 ~長高齢社会が来る!~ 福祉セミナー(リサイクルせっけん協会)

今回、北川さんが沖縄の共同売店を見に来たのも、共同店・共同売店のしくみに大きな可能性が秘められていると思われたからです。

(長くなるので2回に分けます。続きはコチラ)  

Posted by マキシ at 21:52Comments(0)TrackBack(0)共同売店訪問記

2006年12月09日

12/6の日経新聞に奥共同店

山田共同売店の報告がまだですが、、、

今週の水曜、12月6日の日経新聞、文化面で奥共同店のことが出ています。
「私の履歴書 渡邉恒雄6」の隣りですよ!

日本経済新聞 2006年(平成18)12月6日(水曜日) 文化面(44)
~沖縄ふれ合いの店100歳~
◇住民出資の「共同店」、地域の中心的役割果たす◇ 糸満盛也(奥共同店主任)


下半分切れてますが、、、

伽楽可楽の編集部を通じて取材があったので載るとは聞いてましたが、
スキャナで取り込めないくらい、大きな扱いですよ~

『共同店ものがたり』のことも触れてます。

「沖縄には今でも約70の共同店が営業をつづけている。
百年前から続くコミュニティビジネスとして、幸い注目する人も増えてきた。
つい先日も沖縄県内の編集者や共同店のファンが、共同店ものがたり(伽楽可楽)という店巡りのガイドブックを作ってくれた」

主任の糸満盛也さんは、
「奥だけでなく、すべての共同店が、21世紀も沖縄を支える存在となるように」
と締めくくっておられました。

それと、沖縄情報ポータルサイトRIK(Ryukyu Internet Kingdom)でも、
100周年記念式典の記事がアップされました。
ぜひこちらも見てくださいね~
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/okukyoudou/index.html  

Posted by マキシ at 18:53Comments(4)TrackBack(0)お知らせ

2006年12月05日

谷茶里ストアーのカジマヤー

先月、北川憲司さん(滋賀地方自治研究センター副理事)と一緒に共同売店を回りました。



北川さんは今回、別の用事で沖縄に来られたのですが、
「沖縄にあるという共同売店とやらを見てみたい」
と、沖縄リサイクル運動市民の会の古我知さんに相談したところ、
「あー、それならちょうどいいのがいるよ」
ということで、私を紹介されたわけです。

(古我知さんとは、10年前、北川さんが滋賀県でグリーン購入運動をすすめていた際に古我知さんの招きで沖縄で講演した際に知り合ったそうです)

北川さんは地方自治研究センターで、介護保険、地域ケアシステム、福祉ビジネス、NPO支援、まちづくり、地元学などをテーマとした調査・研究、講演活動などを行ってきた方です。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
おうみネット http://www.biwa.ne.jp/~ohmi-net/ouminet/ohminet-19/oumi019-1.html
物語・介護保険 http://www.yuki-enishi.com/kaiho/kaiho-23.html

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
地元学のイベントで結城登美雄さん(民俗学)に講演していただいた時に沖縄の共同売店のことを聞き、ぜひ見たいと思っていたということでした。



北部まで行く時間がなかったので、恩納村へ。
谷茶(たんちゃ)にある谷茶里ストアーの前で、何やらお祭りのような人だかり。
見ると、ちょうどカジマヤー(97才のお祝い)の真っ最中。
地域の人が総出でオープンカーによる道ジュネー(練り歩き行列)と、盛大にお祝いしていて、さすがの北川さんもビックリ。



「歳を取るって、何ておめでたいことなんだ!」
このお祝いを見ていて、素直にそう思いました。
参加していた子どもたちの目にもきっと、みんなにお祝いされて誇らしげなお婆ちゃんの姿が焼き付けられたでしょうね。
お年寄を大切にする文化が、ここではしっかりと引き継がれているんだと感じました。
 
谷茶里ストアーは「谷茶の里」と書いて「やさり」と読ませているそうです。
名前こそ「ストアー」ですが、谷茶区の直営による共同売店。
区長さんが店長を兼任しています。
国道に面した側は店舗ですが、集落に面した裏側へ回ると区事務所、2階は公民館になっています。



共同売店が地域に果たしている役割のひとつに、「共同売店はお婆ちゃんたちの情報交換、 ユンタク(おしゃべり)の場」という言い方があります。
しかし、こういう盛大な行事が行われているのを見ると、そんな小さなものではないですね。
日常的にはユンタク程度の場にしか見えませんが(それももちろん大事だけど)、共同売店は、まさに地域の中心だと感じました。

この後もうひとつ、恩納村山田の山田共同売店に向かうのですが、続きはまた今度。

追記:続きはコチラコチラです。  

Posted by マキシ at 23:32Comments(2)TrackBack(0)共同売店訪問記

2006年11月24日

更新!共同店、共同売店リスト

「共同店ものがたり」の取材時に確認した、
県内各地の共同店、共同売店の最新情報です。
お買い物、地域情報などにお役立てください。

お買い物は共同売店で!
(ゴミは持ち帰りましょう!)
-------------------------------------------------

<国頭村>
奥共同店 0980-41-8101 国頭村字奥113
楚洲共同店 0980-41-8900 国頭村字楚洲267
安田協同店 0980-41-7355 国頭村字安田858-3
安波共同店 0980-41-7461 国頭村字安波273
辺戸共同店 0980-41-8440 国頭村字辺戸36
宜名真共同店 0980-41-8143 国頭村字宜名真214
宇嘉共同スーパー 0980-41-5145 国頭村字宇嘉3
辺野喜共同店 0980-41-5637 国頭村字辺野喜54
佐手スーパー 0980-41-5635 国頭村字佐手161-1
与那共同店 0980-41-2287 国頭村字与那81
伊地共同店 0980-41-5835 国頭村字伊地113
奥間共同店 0980-41-2323 国頭村字奥間1655
宇良共同店 0980-41-5829 国頭村字宇良47-2 人気ブログ「うららか うらから」
桃原共同店 0980-41-2303 国頭村字桃原374
鏡地共同店 0980-41-2391 国頭村字鏡地100
浜共同店 0980-41-2318 国頭村字浜113
比地共同店 0980-41-2325 一時復活しましたが、また閉店中でした、、、)

<大宜味村>
大川共同店 0980-44-2147 大宜味村字塩屋354-1
田嘉里共同売店 0980-44-3106 大宜味村字田嘉里575
大兼久共同売店 0980-44-3241 大宜味村字大兼久31
謝名城共同店 0980-44-3218 大宜味村字謝名城2
喜如嘉共同売店 0980-44-3550 大宜味村字喜如嘉522
屋古売店 (電話ナシ) 大宜味村字屋古229(頑張ってます)
大保共同売店 0980-44-2141 大宜味村字大保1-16
(大宜味共同売店 0980-44-3031 大宜味村字大宜味189 閉店。現在は集会所として使用されてます)

<東村>
高江協同組合 0980-43-2243 東村字高江85-30 (新看板「山の駅」)
宮城共同組合本店 0980-43-2241 東村字宮城117-1
 魚泊支店 0980-43-2140 東村字宮城533
有銘共同組合 0980-43-2149 東村字有銘27-1
川田区売店 0980-43-2923  東村字川田907 (2005年暮れ復活!)
平良共同売店 0980-43-2193 東村字平良504
 ウデナハ支店 0980-43-2616 東村字平良146 (ちょっと閉まってましたが再開!)
慶佐次共同売店 0980-43-2043 東村字慶佐次25-1

<伊平屋村(伊平屋島)>
田名共同売店 0980-46-2103 伊平屋村字田名3447
我喜屋共同売店 0980-46-2110 伊平屋村字我喜屋2131
前泊スーパー 0980-46-2111 伊平屋村字前泊457
島尻共同売店 0980-46-2106 伊平屋村字島尻41
野甫共同売店 (電話ナシ) 伊平屋村字野甫22番地 (野甫島)

<伊是名村(伊是名島)>
勢理客共同売店 0980-45-2151 伊是名村字勢理客2621-12
仲田共同売店 0980-45-2005  伊是名村字仲田144

<今帰仁村>
諸志共同売店 0980-56-2208 今帰仁村字諸志62
呉我山共同売店 0980-56-5603 今帰仁村字呉我山151

<名護市>
呉我共同店 0980-58-3414  名護市字呉我110
羽地中部協同売店 0980-58-3413 名護市字田井等391 
天仁屋共同売店 0980-55-8347 名護市字天仁屋15
嘉陽共同売店 0980-55-8460 名護市字嘉陽64
汀間売店 0980-55-8161 名語市字汀間
三原売店 0980-55-8066  名護市字三原250 (9月新装オープン!)
瀬嵩共同売店 0980-55-8117 名護市字瀬嵩17
大浦共同売店 0980-55-8107 名護市字大浦121-6
久富共同売店 0980-55-2107 名護市字久志66
運天原共同売店 0980-52-8036 名護市字運天原250-1(屋我地島)
源河共同売店 (閉店が決まったそうです、、、)
(稲嶺共同ストアー 更地になってました。再建の予定はないらしい、、、)

<恩納村>
喜瀬武原売店 098-967-8933 恩納村喜瀬武原358
安富祖共同売店 098-967-8946 恩納村字安富祖163
谷茶里ストアー 098-966-2394 恩納村字谷茶126
恩納共同組合売店(おんな売店) 098-966-8102  恩納村字恩納2402
山田共同売店 098-965-4901 恩納村字山田1010
前兼久共同売店 098-964-2245 恩納村字前兼久22
真栄田共同売店 098-965-4284 恩納村字真栄田688
塩屋共同売店 098-965-4285  恩納村字真栄田1525(現在建て替え中。12月オープン予定)

<読谷村>
都屋共同店 098-956-9004 読谷村都屋410

<うるま市>
伊計島共同スーパー 098-977-8393 うるま市与那城伊計163 (伊計島)
桃原共同販売店 098-977-7968 うるま市与那城桃原219 (宮城島)
平敷屋販売店 098-978-2323 うるま市勝連平敷屋3963

<宮古島>
狩俣購買店 0980-72-5858 宮古島市平良字狩俣1256-2
島尻購買店 0980-72-5258 宮古島市平良字島尻1462

<石垣島>
伊野田第一共同売店 0980-86-7855 石垣市字桃里196-2
伊野田第二共同売店 (電話ナシ) 石垣市字桃里201
大里共同売店 0980-86-7851 石垣市字白保1794-9
明石共同売店 0980-89-2207 石垣市字伊原間431
星野共同売店 0980-86-8282 石垣市字桃里165

<波照間島(竹富町)>
冨嘉共同売店 0980-85-8542 竹富町字波照間751-1
まるま売店(前集落売店) 0980-85-8633 竹富町字波照間2827
南共同売店 0980-85-8264 竹富町字波照間3030
丸友共同売店 0980-85-8218 竹富町字波照間5218
名石部落売店 0980-85-8456 竹富町字波照間98

<西表島(武富町)>
大富共同売店   0980-85-5410 竹富町字南風見仲29-52 

<ファンクラブ公認共同売店>
大張物産センターなんでもや 0224-73-5888 宮城県伊具郡丸森町大張川張字宮田23-3
コザクラ・手作り共同売店 098-939-4845 沖縄市中央1-17-16 (パルミラ通り)
あさと共同売店 098-862-2667 那覇市安里1丁目4-10-1F (安里バス停前)
牧志共同売店 098-861-5024 那覇市牧志3丁目2-10 (那覇市ぶんかテンブス館3階 那覇市NPO活動支援センター内)

-------------------------------------------------

※季刊カラカラ別冊「共同店ものがたり」の取材時(2006年9月)に確認したデータをベースにしています。

※最新の情報、訂正などありましたらファンクラブまでお知らせください!  

Posted by マキシ at 01:15Comments(0)TrackBack(1)共同売店電話帳