2007年12月26日

宮城共同売店(宮城島)

2007年も残りわずかということで、慌てて訪問記をアップします。

今回ご紹介するのは、宮城共同売店。
東村の字宮城にも「宮城共同組合・本店」がありますが、今回は宮城島(うるま市)にある宮城共同売店です。

宮城共同売店(宮城島)

沖縄本島中部の東側にある勝連半島の先に、いくつかの島が飛び飛びに点在しています。
半島側からのびる海中道路を渡ると、平安座島、宮城島、伊計島と続きます。
ちょっと離れて浜比嘉島、ここも大橋で繋がりました。

真ん中に位置する宮城島は、地元では別名「タカハナリ」と呼ばれるそうです。
漢字で書くと「高離り」。
島中央部が高台になっていて、遠くから眺めると両隣の島に比べて高く見える(船に乗って沖から見ると、たぶん)からのようです。


宮城共同売店(宮城島)

宮城島には、宮城部落の他にも桃原、上原、池味という集落があります。
以前は、各部落に共同売店があったそうですが、現在残っているのは、桃原と宮城だけです。

桃原部落の桃原共同販売店はまた次回に紹介しますが、すでに閉めてしまっていますが、上原部落にあった「上原販売店」の写真だけでも紹介しておきます↓
宮城共同売店(宮城島)
数年前までは営業していたそうですが、、、


さておき、宮城共同売店。

宮城共同売店(宮城島)

30年程前に火事で焼けてしまったこともあるそうですが、島の人たちの手で再建されたそうです。
再建の際の話ですが、新たに出資を募ることになった時、お金のない人でもセメントを練ったり工事を手伝ったり労働奉仕することで「労務出資金」として認められ、組合員になれたそうです。
貧しかった時代ではあるけれど、いいエピソードですね。

現在の組合員数は100人ほどとのこと。
今でも掛売りしているそうですが、なんとちゃんと配当も出しているそうです。
経営難の共同店が多い中、これはなかなか凄いことです。

現在の主任さんたちも、仕入れや運営の改善に頑張っていらっしゃいました。
海中道路は人気のドライブコースですが、伊計島ビーチや「ぬちマース」に行く前に、ちょっと道を左折して宮城集落を散歩してみて下さい。
家並みもいいし、売店の裏手の展望台もいい眺めだし、もちろん売店もいいですよ!



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沖縄ちんどんや同好会の原点、それは沖縄の共同売店です。ぺーちんさんの歌にあるように、みんなの生活を見守って100年! んでもって、ローソン、ファミマもなんのその、おばぁのコン...
ちんどんや魂【ディープコザ発沖縄ブログ(コザクラ)】at 2008年01月14日 03:08
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします
共同売店バンザ~イ!
Posted by チェ・ブゥ~ブゥ~ at 2008年01月02日 09:24
昨年はお世話になりました。
今年もよろしくお願いします!
Posted by マキシ at 2008年01月03日 20:57
 
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