2005年12月18日
奥共同店フォーラム資料1
開催ポスター(製作・沖縄大学地域研究所)
中村誠司先生の寄稿記事(12月6日 沖縄タイムス)
宮城能彦センセイの寄稿記事(12月5日 琉球新報)
フォーラム記念資料(奥共同店100周年記念事業実行委員会・編)
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フォーラムの概要をカンタンに紹介しておきます。
司会:糸満盛健
1.開会のあいさつ 実行委員長・島田隆久
2.奥共同店が部落の繁栄に果たした役割 宮城悦生(琉球大学名誉教授)
共同店が部落の繁栄に果たした役割を、1.納税 (各家庭の税金は共同店を通して支払ったため、無税村として有名になった)、2.株主配当(区民全員が株主であり、旧盆に配当を支払った)、3.診療所(大正3年に、部落の資金で診療所を建設)、4.生産販売事業(林産物の集荷販売、製茶業)、5.貸付事業(猪垣資金、畜産資金、奨学資金、他部落への貸し付け)の5つをあげて説明されました。
3.奥共同店の財務分析と今後のあり方について 奥山正剛(沖縄大学教授)
他の多くの共同店と同じように、奥共同店も厳しい経営状況にあります。1968年以降の奥共同店の決算書を元に、売上の下落と収益性の推移を中心に、財務状況と今後の経営のあり方を検討。
4.奥共同店の変容について 宮城能彦(沖縄大学教授)
やんばる地域の人口動態を見ながら、1.最近25年間における沖縄本島北部村落の変化、2.1980年頃の共同店、3.村落の変化と共同店の変容、4.村落の鏡としての共同店、5.共同店の可能性、6.共同店を存続させる意義、についてお話されました。
5.今、なぜ共同店か 中村誠司(名桜大学教授)
共同店のファンとして、存続と発展を願う立場から、1.共同店は、単なる小売店としてではなく、その地域(シマ)社会の集約であり、一体・総合的に理解・評価すること。2.奥共同店の、かつての共同社会を基盤にした多様な機能を評価し、現代化し、さらに新たな役割・機能を開発すること、というお話をされました。
また、1.物産センター(道の駅)が各共同店の仕入れ配送センターとしての機能を果たす。2.インターネットで、奥の日常の情報を発信する。3.「奥やんばるの里・資料館」の企画を充実させる。3.ガイドブックの編集・発行という具体的な提案をされました。
あとは残念ながら、時間切れで途中退席。
どなたか教えて下さい、、、、
6.参加者との意見交換
7.閉会の挨拶 共同店主任・糸満盛也
Posted by mkat at 02:41│Comments(0)
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