てぃーだブログ › 共同売店ファンクラブ ブログ Kyodobaiten FC Blog › 勉強会 › 東洋大ゼミ合宿 in 生活の柄(栄町市場)

2011年08月20日

東洋大ゼミ合宿 in 生活の柄(栄町市場)

今年も東洋大学社会福祉学科の高山ゼミの学生さんたちが合宿に来てくれました。

東洋大ゼミ合宿 in 生活の柄(栄町市場)

社会福祉を学んでいる学生さん10人と、ゼミを担当されている高山直樹先生、そしてゼミ生OBで現在沖縄大学の大学院で学んでいる小笠原快さんも駆けつけてくれました。


高山ゼミでは毎年、「福祉、平和、環境」をテーマに、沖縄合宿を開催されています。
2007年から、私が共同売店のお話をさせて頂いています。

 ・2007年、那覇市NPO支援センターにて。詳しくはこちら
 ・2008年、おんな売店こと恩納共同売店にて。詳しくはこちら
 ・2009年、山田共同売店とすや(塩屋)売店を訪問、さらに栄町の前島アートセンターにてお話。詳しくはこちらとこちらをどうぞ。
 ・2010年、奥共同店、そして楚洲共同店へ。さらに後日、定例会に参加してくれました。詳しくはこちらとこちらを参照

5年めの今年は、残念ながら共同売店へ一緒に行く時間がなかったのですが、共同売店に縁の深い(笑)栄町市場の「生活の柄」にて、共同売店についてのお話をしました。こちらの店主&シェフ、糸満盛仁さんは国頭村・奥出身、しかも奥共同店の創設者・糸満盛邦翁の曾孫さん。(さらに沖縄のロックバンド、マルチーズ・ロックを率いるシンガーでもあります)ということで、いつもお世話になっております。ありがとうございます。

一年目は会議室を借りてお話しましたが、2年目以降はなるべく共同売店で、それがだめなら地域の空気が感じられるような商店街で、というのを方針にしています。
ということで今回はビールを飲みながら(笑)、ざっくばらんにお話させて頂きました。
写真はないですが、ちゃんとプレゼンデータを使ってお話はしています~。

東洋大ゼミ合宿 in 生活の柄(栄町市場)

合宿では学生さんたちは各自のテーマを設定して臨んでいるそうですが、例年、共同売店をテーマにした方を中心に事前学習をしてきてくれています。
ちなみに私は福祉の専門家ではありませんので、「福祉」について話すわけではありません。
自分でもうまく説明できませんが、「みんなが幸せな暮らしを送るには、地域や共同体の一員として、主体的に、課題や問題に関わっていくことが大切なのでは?」ということを「共同売店」というものを通して考えてみよう、ということでしょうか。

首都圏で生まれ育った二十歳前後の学生さんと、どう話せば過疎や高齢化といった問題意識を共有できるのか、いつも悩みます。
だから例えば、「どこか遠い田舎の集落の高齢者のこと」と他人事のように捉えてしまうと、「観光客を誘致する努力をしているか」とか「若者へのアピールをもっとすべきでは」という発想に流れてしまいます。

しかし今回は、今年で5回目というのと、近年「買い物難民」が広く知られてきていること、また特に今年は東日本大震災の危機感のようなものを敏感に感じ取っているせいか、自分と地域との関わりを見直す機会として捉えてくれたりと、すんなり理解してくれているようでほっとしています。

ということで、皆さんの報告を楽しみにしていますよ~。



同じカテゴリー(勉強会)の記事
定例会の報告
定例会の報告(2011-04-23 03:45)


Posted by mkat at 18:38│Comments(0)勉強会
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。