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2012年01月21日

協同組合と共同売店 その1

 今年2012年は、国際協同組合年です。
 2008年のリーマンショック後、改めてその意義が重要視され、2009年に国連で決議されました。最近少しずつメディアで目にする機会が出てきたようですが、国内でも農協をはじめとする関係団体が全国実行委員会を作って、さまざまな事業や記念イベントを開催するようです。



 ところで共同売店って、協同組合でしょうか?
 残念ながら共同売店は、「日本の法制度上」は、協同組合ではありません。

 日本の協同組合といえば、生協や農協、漁協、森林組合、事業協同組合、商店街振興組合など、いろいろあります。分野でいえば、生活、産業、信用(金融)、保険(共済)、医療、福祉など生活の様々な面にありますが、これらは「農業協同組合法」「消費生活協同組合法」などの根拠法によってそれぞれ別々に規定されています。
 一方、共同売店は、明治後期の辺境の地で誕生し、戦後は27年も米軍統治下にあるなど独特の歴史的背景や、集落共同体と強く結びついた独特の組織を有するなど、協同組合関連の法律に則ってできた組織ではありませんし、その範疇にもありません。じゃあ現在の法制度的にはどう位置づけられるかというと、「任意の組合」にあたるそうです。任意の組合というのは、法人ではなく、民法上、個人の集合体による共同事業組織と規定されるそうです。例えば、映画の製作委員会なんかも民法上の任意組合らしい。

 それはともかく、沖縄の共同売店は、「協同組合的組織で、協同組合の一形態」とは言えるでしょうが、「協同組合」とは名乗れないわけです。これは前述したように、日本の協同組合が産業別・業種別に個別法で分けられ、監督官庁ごとに「縦割り」になっていることの弊害でもありますが、「環境」や「就労」など新しい分野や、多分野にまたがる独特な活動を行う組合を作っても、法的に協同組合として認めてもらえないことになります。

 世界の協同組合法を見ると、統一法、基本法を定めているところがほとんどで、個別法しかない国は日本、韓国、米・カリフォルニア州くらいだそうです。ということで日本でも統一法や基本法などの制定が求められてきました(下記参考リンク)。その第一歩として今年、国際協同組合年全国実行委員会では「協同組合憲章」の制定を内閣に求めていくようです。また最近目にするワーカーズ・コレクティブ(労働者協同組合)も、まだ正式な法的根拠がなく、法制化を求めている団体(こちら)もあります。

・参考 「協同組合基本法」の提案 堀越芳昭・山梨学院大学

 前置きが長くなりましたが、共同売店は協同組合とはいえないのか?というと、そんなことはありません。国際協同組合連盟(ICA)の定義によれば、
 「協同組合とは、共同で所有され民主的に運営される事業体によって、経済、社会、文化的なニーズや願いをかなえるために、自発的に手を結んだ人々の自治的な団体 (原文)
ということで、国際的には共同売店も立派な協同組合といえます。
 ICAの定義を持ち出すまでもなく、実は共同売店と協同組合とは歴史的にも深いつながりがあります。というよりむしろ、共同売店は日本の協同組合の原点のようなもので、国際協同組合年の今年こそ再評価すべきではないかと思っているわけです。

 ということで毎度のことですが、素人なりに調べてみたことをまとめているわけですが、長くなったので続きは次回に。
  

Posted by マキシ at 23:27Comments(0)TrackBack(0)共同売店とは?

2012年01月18日

与那共同店が集落散策ツアーを企画

与那共同店が、またまたイベントを企画しています。
やんばるの集落や100年前の古道を歩き、地元の郷土料理も楽しめるという、モニターツアーだそうですよ!

沖縄のふるさと”与那のタカヒラ・集落散策”モニターツアー
(国頭村産業祭り提携ツアーの募集要項(案))

↑クリックすると大きくなります

 与那のタカヒラとは、勾配が急で難儀極まる峠道として琉歌にも詠まれた 100 年前の街道。その古道を復活させ、地域づくりに活用するという企画。
 タカヒラを歩いて 100 年前にタイムスリップ!タカヒラ展望台からの絶景を見てせんか!
 沖縄のふるさとの面影を残す集落内の散策と、地域の食材を取り入れた昼食も楽しめます。

開催日(予定) 2月11日(土)、12 日(日)、25 日(土)、26 日(日)
ツアースケジュール
 10:00 道の駅「ゆいゆい国頭」集合
 10:15 与那区へ出発
 10:30 与那共同店にて受付開始
 11:00 与那集落到着 与那のタカヒラ散策
 12:30 昼食(地域食材を使ったジューシー炊き込みご飯)
 13:30 集落散策
 15:00 ティータイム(カラギ茶など地域食材で)
 15:30 ツアー終了。道の駅へ
 16:00 道の駅「ゆいゆい国頭」到着 解散



募集期間 各開催日3日前 17:00 まで(各ツアー20 名限定)
集合場所 道の駅「ゆいゆい国頭」 (道の駅から送迎いたします)
参加費用 大人 3,000 円/名、小学生まで 2,000 円/人 (ガイド、昼食代、保険代等)
お問合せ 与那共同店 (国頭村字与那) TEL:0980-41-2287

参加の条件
・ 通行の難所として琉歌にも詠まれた峠道であり、足や体に不安のある方はご遠慮ください。
・ 足元が悪いところもあるため、トレッキングシューズや運動靴を準備ください。
・ 少量の雨の場合でもツアーを実施しますので、雨具の用意をお願いします。

与那区の取組みについて
 沖縄本島の最北端に位置する国頭村は、村面積の84%が「やんばるの森」に覆われており、その自然とそれに育まれた文化を保全しながら活用する地域の取組みが、村内各地で行われています。
 その中の与那区では、沖縄の原風景を残す集落の散策や琉歌にも詠まれた 100 年前の街道"与那のタカヒラ“を復活し、その歴史背景を通した教育・観光資源としての活用などを行い、地域資源の再発見とそれを活用した地域の自立に取組んでいます。そこで、村産業まつりと提携し、地域食の昼食を含めたツアーを実施してその取組タカヒラ散策についての意見を募るモニターツアーを実施します。  

Posted by マキシ at 23:39Comments(1)TrackBack(0)イベント

2012年01月14日

設立98年、大棚商店も熱い!(奄美・大和村)

当ファンクラブには、全国に広がる共同売店ファンの皆さんから、さまざまな情報が寄せられるのですが、今回はいつも熱い情報を送ってくれる奄美大島の大和村在住の特派員・イズミさんから大棚商店の近況が寄せられましたのでご紹介します。



こちらが大棚商店です。
ファンクラブの皆さんならご存知ですが、奄美にもほぼ共同売店と同じ運営をしている「地域商店」があります。以前は私も知らなかったのですが、「ウチのシマにもあるがね」とイズミさんがメールを下さったのがきっかけで知りました。
そのあたりの経緯はぜひこちらをどうぞ↓
おんがち村GARALI通信 その1その2 その3 当ブログ大熊振興商店と大棚商店

さて、再来年には100周年を迎えるという大棚商店が、さまざまな取り組みを始めたそうです。
以下、イズミ特派員によるレポートです。

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(2011・12・8)
さて久しぶりに大和村の共同売店である大棚商店にステキな出来事がありました。

今年度、大和村では「住民流福祉」というものを始めております。
村内の各集落で、住民自ら集落のいろいろな現状把握をし、その上で、自分たちの集落で出来る福祉活動を考え実際に活動を始めようという事業です。

全11集落のうち、4集落が、自主福祉活動を本格的に始動させておりますが、その中の、大棚集落は共同売店である大棚商店を拠点に「結の会」という会を設立し、惣菜の製造販売を行なったり共同売店をサロン化して、高齢者の「ゆらいの場」を設けたり商品の配達を兼ねた、独居高齢者等の見守りなどを行なっていくようです。

 

惣菜の製造は、集落内に今年8月にオープンした「大和まほろば館」という加工施設を利用し週3回(月・水・金)ワンコイン惣菜を販売するそうです。
メニューは大棚商店内に、前日掲載されるしくみです。

ちなみにワンコインは、500円でなく100~200円で購入出来て高齢者が自宅ではなかなか作る機会の少ない揚げ物、シマ野菜の煮物などがメインです。
しかしながら、栄養バランスなんかを考えると思いっきり、私たち向けでもあります☆
メンバーのお一人は、この事業のためにわざわざ学校に通って調理師の資格まで取得したそうです。

昨日(2011・12・7)、惣菜の販売がスタートするということで見に行ってきました。いろいろ写真を撮って来ましたのでよろしかったらご覧ください。

 

この日は記念すべき販売初日ということでお赤飯までふるまわれましたよ☆
ちなみに、私と取材にいらしてた奄美新聞の牧記者さんもしっかり頂いちゃいました(笑

現在、大棚商店の代表取締役は役場を早期退職された女性の方で村の地域女性団体連絡協議会の会長さんでもあります。
この「結の会」の代表もこの方です。
昨日は色々お話が聞けなかったのが残念ですが月に1度「特売日」なども設けていてこの方が代表者になってからは経営!?は順調なようです。

 

さて明日も惣菜の販売日です。
今から明日のランチが楽しみです^^

以上、奄美大島からのつたないレポートでした!

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続けてイズミ特派員第2報です。
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(2011・12・9)
奄美のイズミです。皆さん、お返事ありがっさまです。

そうそう、この住民流福祉は木原せんせいです☆
村内11集落に、2回ずつお越し下さり、それぞれの現状(いいところ、イマイチなところ)を、住民に把握してもらうことから始まり良さを活かすためのアイデアなどを提案して頂いたりしました。
その中で、4集落が自主的な福祉活動を始動させております。

やはり集落に「核」になる場所やヒトがいるのは木原先生からアイデアをもらった後、実際に動くまでにそう、時間はかかってないですね。
私の住む集落は、イマイチ人材不足でまだ実現には至っておりません。

大棚集落の「結の会」は女子チームが、惣菜づくり男子チームは、庭の草刈りなどの作業を始めるそうです。

今日の大棚商店も、かなりの大賑わいだったようです。レジに列が出来たようで・・(汗

奄美新聞に掲載されたこともあり何と奄美市内からもお客さんが来たようです。
また販売される惣菜のメニューは、メンバーである役場の職員にお願いしてツイッターでつぶやいてもらっています!

惣菜は高齢者向けのつもりで作り始めたものの先日の夕方、仕事帰りの青壮年の皆さんがビールのおつまみに・・・って買いにきたとか。。。

まだ始動して数日しか経ってませんがいろいろなニーズがあることにもメンバーはびっくりしているようです☆
今後は、そのようなニーズにも対応できるよう商店に設置するホットケースや加工場での、必要な厨房器具を揃えていくそうです。

先ほど、私たち生活研究グループと結の会の主要メンバーと話をする機会がありました。
反響と期待の大きさにかなり戸惑っているもののまずは失敗を恐れず、出来る範囲で少しずつ頑張っていきたいと言ってました☆

そんなこんなな今日の大和村でした。

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いいですね~!
再来年の100周年に向けて、ファンクラブとしても応援していきたいと思います!

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Posted by マキシ at 20:12Comments(0)TrackBack(0)奄美の共同売店

2012年01月12日

ANA『翼の王国』で紹介されました!

ANAグループの機内誌『翼の王国』今月号(2012年1月)で、共同売店が紹介されています。
ANAの飛行機に乗る予定のある方、ぜひご覧になってくださいね。

「百年以上続く、小さな売店」

ホントはカラーです。クリックで大きくなります。

「沖縄ぬちぐすい紀行」という野田隆司さんのコラム。
奥共同店を取材されていて、元主任で、現在も理事や奥茶業組合長などを勤める糸満盛也や、私も取材して頂きまして、コメントも掲載して頂きました。

実はライターの野田さんは、元・季刊カラカラの編集長さん。
「共同売店散歩」の連載や『共同店ものがたり』出版の際も大変お世話になりました。
ちなみに野田さんはライターだけでなく音楽プロデュースもこなす多才な方です。

取材の時、野田さんに、
「共同売店って、結局のところ何なんでしょうか?」
みたいな意味のふかーい質問をされたので、
「地域の人たちが、コミュニティの一員として、利益とリスク(メリットとデメリット)や危機感を共有しながら、自立的に課題に向きあってきた結果が共同売店です」
みたいなことを答えました。

皆さんにとって、共同売店って何なんでしょうか?  

Posted by マキシ at 19:15Comments(0)TrackBack(0)

2012年01月05日

2012、共同売店のうれしい情報

2012年になりました。
昨年もたくさんの皆さんにお世話になりました。震災、そして原発事故と未曾有の災害に見舞われた年でしたが、共同売店を応援し、情報を発信していくことが、復興に努めている皆さんに少しでも役に立つことを信じて、今年も地道に続けていこうと思っています。

さて、共同売店に関して、昨年末から今年にかけてうれしい話がいくつかありました。

与那国島・比川集落に、新たに共同売店がオープン!

クリックすると大きくなります。沖縄タイムス2011年12月13日

与那国島に3つある集落の中でも一番小さい比川集落に、今月4日、新しく共同売店が誕生しました。
沖縄各地や奄美にある共同売店は明治後期~戦後1950年代頃までに集落が自主的に設立したものですが、これまで与那国にはなかったようです。
今回できたのは、内閣府の対策事業交付金を利用して、6月の与那国町議会で可決後に建物を新築、比川集落(比川自治会)が指定管理者として運営するという「官設民営」、いろんな意味で「現代の」共同売店。

共同売店と呼ぶべきか、という問題もありますが、私は素直に応援したいと思っています。「商店」というものの公的な必要性を、町や国が認識したということでもありますし、「共同売店」という名称やスタイルを採用した点も嬉しいですよね。
今後は、採算の問題、仕入れの確保など具体的な課題を乗り越えていかなければなりませんが、比川の皆さんが「自分たちの店とシマを自分たちで盛り上げよう!」という強い気持ちで結束すれば、必ず成功すると思っています。

八重山毎日新聞2011.12.6 沖縄タイムス20111213 地域活性化・経済危機対策臨時交付金

閉店中だった浜共同店(国頭村)が、12月から再開!

クリックすると大きくなります。琉球新報2012年1月3日

2006年から5年も(そんなになるんですね)閉店していた国頭村の浜共同店が、昨年12月に再開しました!
浜は集落も大きくて売店もしっかりしていると思っていたので、閉店した時はとてもショックでした。以前から近くに沖縄本島最北端のコンビニ(ファミリーマート)がありましたし、周辺の共同売店も閉店が相次いだりしていましたし、さらにもっと近くに新しくローソンができ、まるで「マングースによって北に追いつめられるヤンバルクイナ」のように思えたものです。

東村の川田共同店も、一時閉店したものの区(集落)の直営式にして復活するなどしています。
しかし、一度閉店すると、新たに商品を仕入れ直し、冷蔵庫などの備品を揃えるだけでも相当の資金が必要になります。
浜共同店は今回、個人が請け負う(集落から店を借り受ける)形で再開したようですが、集落も相応の負担をしたのではないでしょうか。そのあたりは新聞では報じてないですが、詳しく話を聞いてみたいと思います。

それにしても、一旦閉店してもあきらめてはいけないですね!
比川共同売店、そして川田売店や浜共同店の例を参考に、今後も復活、新設があることを期待したいです!

琉球新報2012年1月3日  

Posted by マキシ at 18:46Comments(2)TrackBack(0)お知らせ

2011年12月29日

与那共同店が熱い!年越しイベントも!

今年も残り4日。
さすがの沖縄もすっかり冬ですが、与那共同店はとても熱いですよ!


(古い写真でスミマセン)

与那共同店は、店の前に10メートルもある琉球松のクリスマスツリー「結の木」を立てたことが、NHK全国放送や県内メディアで取り上げられたのでご覧になった方も多いと思います。(沖縄タイムス2011.12.7
ちなみに与那共同店は国頭村の与那トンネルを抜け、国道58号線から集落内へ入ったところにあります。場所はやんばる旅ナビでどうぞ。

地元の方がファンクラブ事務局に連絡を下さいまして、ツリーだけではなく、
「与ん那~共同店再生のためのPR活動」
という様々な取り組みが進んでいるそうですので、ご紹介しますね。

まず売店のブログが始まっています!
与那売店日記
主任さん本人が書いているそうですよ。
以前は、宇良共同店や西表・大富売店などもブログがあったのですが、今はやっていません、、、
なので共同売店が直接ブログで情報発信しているのは、現在は与那売店だけかも!



クリスマスツリーは、集落の人たちの寄り合いの場だった売店を活性化させたいという思いから「結の木」と名づけられたそう。
イルミネーションも地元の人たちや会社が協力して、その数はなんと5万個
売店周辺から集落全体へ拡大しているそうです。

 

その他、おばーたちのX’mas会や、jujumoさんライブも開催しています。

結の木とイルミネーションは年明け9日までですので、ぜひ一度足を運びましょう!

また大晦日は、夜11時から翌朝9時まで、年越しイベントも行うそうです!
国道沿いバス停付近に「売店出張所」を開設して、地元の味を販売するそうです。
与那の年越そば「ヤマシシそば」(イノシシそば!?)は私も初めて聞きました、食べてみたいですね~(笑)

また、2月11(土)、12(日)に行われる国頭村の産業まつりと連携して、売店で作った地域食材を活かした昼食付きの集落散策ツアーも計画しているそうです。

まだまだあります。
現在、売店ロゴマークやホームページも制作中で、コミュニティ・レストランもオープンする予定だとか!



与那集落の熱さが伝わったでしょうか?
これまでにも様々な取り組みしてしてきた成果が、こうして実ってきているのだと思います。
今後が楽しみですね~
ファンクラブとしてももちろん応援していきますよ!  
タグ :与那共同店

Posted by マキシ at 18:00Comments(2)TrackBack(0)お知らせ

2011年12月27日

沖縄タイムスで紹介されました!

先日、12/25(日)の沖縄タイムスにて、共同売店ファンクラブを紹介して頂きました。
今年新しく作りなおしたマップも大きく掲載して頂いてます!

共同売店 地域の絆
ファン30人、地図作り 魅力紹介 災害時の役割など再評価


↑クリックすると大きくなります
「今年の漢字が「絆」に決まるなど、2011年は家族や地域との関係が見直された年でした。集落の「絆」が育む共同売店を、もっと多くの人に知ってもらおうと、共同売店ファンクラブがマップを作成し、応援を呼びかけています。共同売店の魅力を教えてもらいました。」

11月のJICA沖縄国際フェスティバルに出展した際、マップを掲示したりパンフを配布していたところタイムスの記者の方の目に止まって、後日取材したいと連絡を頂きました。そこで今月の定例会兼忘年会に来てもらって、ファンの皆さん(笑)が集まっているところを取材して頂きました。

いつものことですが、定例会に来られる方はいろいろな分野(福祉、地域活性化、国際協力)の方なので、記者さんも話をまとめるのが大変だったと思いますが、とても分かりやすくまとめてくださっています。上地記者、ありがとうございます!

与那国に新しくできた比川共同売店、今月復活した浜共同店、また栄町共同売店のことにも触れてくれています。
私は知りませんでしたが、大宜味・大兼久共同売店にも取材してくれたようですね。フェルマータの原さんにもお話を伺って下さったようで、原さんからもお電話を頂きました。

会長の父も、古い友人から「新聞見たよ」と電話が来たりして喜んでいました。
やはり地域のメディアで取り上げて頂けると励みになりますね~
会長は記事中にも出てくる故郷・大宜味村田港でいろいろやってみようと動いています。
来年も楽しみですね。
  

Posted by マキシ at 12:57Comments(2)TrackBack(0)活動報告

2011年12月06日

北海道新聞で紹介されました!

与那国島の比川に新しくできた共同売店がオープンしたようですね!
さらに国頭村では、閉店中だった浜共同店が復活したようです。
それについてはまた後でお知らせしますが、、、
とり急ぎ、12月4日(日)の北海道新聞で、共同売店が紹介されていますので、そちらから紹介します。


集落の絆 集落支え1世紀
奥共同店 平成の世にも確かな役割


「旅、見る、聞く、探す」という各地の紀行コーナーのような記事ですが、とても丁寧に取材し、紹介して下さっていますよ~



諸志共同売店 懐かしい古民家の趣

「東日本大震災は、人々の暮らしが地域と不可分であることを実感させた。沖縄のはずれの集落で生まれ、住民の絆と知恵で歩み続けた小さな共同店をめぐる100年の物語は、市場経済に取り残され過疎に立ちすくむ日本の地方に、もう一つの生き方を示しているようである」



奥共同店、恩納共同組合のおんな売店、今帰仁の諸志共同売店を紹介しています。
そしてついでに、那覇市栄町でイベント出店していた「栄町共同売店」も紹介してもらっています(笑)
取材初日に記者の方と栄町で待ち合わせしていて、その日がたまたま栄町市場屋台まつりだったんですね~。(南方琉球日記さんがその日のことを紹介してくれています)  

Posted by マキシ at 18:41Comments(3)TrackBack(0)取材協力

2011年12月04日

小ささに学ぶ。最小の売店、伊部売店

世界最大の共同売店といえば恩納村の「おんな売店」こと恩納共同組合売店。
自動ドア、レジ3つ、オープン冷蔵棚、3階建て。共同売店と言えば古くて小さいというイメージですが、恩納売店もれっきとした共同売店です。

さて、逆に一番小さい共同売店と言えばどこでしょう?
答えは、国頭村にある伊部売店です。

  

伊部売店は元は安田協同店の「支店」でしたが、10年ほど前に組合は解散し、現在の経営者である方が買い取っているので、正確には個人売店なのですが、私は共同売店と同じように応援していきたいと思っています。

何がすごいって、その小ささ。商店としてかなり小さいです。
建物の見た目以上に、店内はこじんまりしてます。
しかし、その「身の丈にあった小ささ」「ミニマムさ」が素晴らしい。これからの時代には非常に重要になってくると思うのです。

 

伊部集落は、常時住んでいる家はわずか5軒ほど。
週末に帰省してきて別荘のように住んでいる方も3軒というから、合わせても10世帯に満たない集落。
国道のドライブコースからも一本はずれているので、観光客が店を利用することもほとんどありません。

店の方は普段、店番に立てないので、店の入り口には、「呼び鈴」があります。
お客さんが押すと、隣の家からお店の方が出てくるわけです。
店内は、煙草屋さんのような「カウンター式」で、柵の向こうに商品が並んでいます。
しかしほとんどのお客さんは顔見知りですから、実際には皆さん呼び鈴など押さず、自分で欲しい商品を取って、母屋の方に行き、お金を払うのだそう。

商品の仕入れも、集落の人をよく知っているからこその厳選されたもの。
だから回転がとてもよく、売れ残ったような古い、色あせたような品はほとんどありません。
ただしこれは、ごく少量の仕入れでも配達してくれる卸屋さんがいてこそ。名護の崎浜商店さん、えらい!

初めて伊部売店を見たときは、「これでいいんだ!」と目からウロコの思いがしました。
大切なことは店を続けること。
無理なく、できる範囲でやれるんだ、ということを知らされました。
新潟や東北の震災でも、道路が寸断されて集落が孤立する例が数多くありました。
災害時にも、孤立集落にこのような商店があれば、備蓄機能を果すことも期待されますよね。

小さな集落で長年共に暮らしてきた、顔の見える関係だからこそできる、この豊かさ。
この地域の絆、これこそソーシャルキャピタル(社会関係資本)という名のかけがえのない地域資源、財産です。

さてこちらは、その帰りに訪れた名護市にある天仁屋共同売店。

  

こちらは3年ほど前に閉店してしまっています。
伊部売店と比較して申し訳ないのですが、、、
閉店時、最後に店に関わっていた方に伺ったんですが、「身の丈より大きすぎたために、電気代などの維持費がかかり、閉店に繋がってしまった」という言葉がありました。



まだ真新しい建物ですが、目の前の道の拡張工事にかかったので、まとまった補償が出て建て替えることになったそう。
確かにこうしてみると豪華というほどではないですが、凝った造りになってますよね。

天仁屋集落に、他に商店はありません。
こんなにいい建物があるのに、、、本当に勿体無いです。
ぜひ小さくてもいいから、売店が復活することを願っています。  

Posted by マキシ at 00:14Comments(0)TrackBack(0)共同売店訪問記

2011年12月03日

JICA国際交流フェスティバルに出展

去る(沖縄では「去った」)11月26日、27日は、沖縄国際センターで開催された国際交流フェスティバルにて、共同売店紹介ブースを出展しました。

 

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Posted by マキシ at 12:38Comments(3)TrackBack(0)

2011年11月26日

Community Cooperative Stores in Okinawa

twitterでも書きましたが、今日明日とJICA沖縄・国際交流フェスティバルにて、紹介ブースを出しています。(NPOレキオ・ウィングスの中)

以前から英語で世界に共同売店を紹介せねば思っていたのですが、来年は国際協同組合年でもあるし、今回のイベントは外国の方も多くいらっしゃるので、簡単な紹介文を掲示しています。

Kyodo-Baiten, Community Cooperative Stores in Okinawa

 - Wisdom to protect the home village since 100 years ago -

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Posted by マキシ at 23:40Comments(2)TrackBack(0)

2011年11月16日

沖縄の郷友会

今年も大宜味一心会の運動会に参加してきました。(11月6日)
会場はなんと、奥武山のセルラーパーク那覇(スタジアム横の室内練習場)でした。



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Posted by マキシ at 02:17Comments(3)TrackBack(0)郷友会

2011年11月12日

記念講演でファンクラブ通信を配布

昨日は第41回九州ブロック社会教育研究大会での、宮城能彦先生の記念講演が無事終了しました。
共同売店と地域共同体について詳しくお話されていますが、その報告はまた改めてしたいと思いますが、今回の講演に合わせて、「ファンクラブ通信」を会場で配布しました。

 

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Posted by マキシ at 12:52Comments(0)TrackBack(0)お知らせ

2011年11月02日

全国に広がる住民出資の店 その5

過疎、高齢化、買い物弱者(難民)、様々な問題から、地域の住民自らが出資して運営している商店が増え、注目を集めています。

このブログでも何度か紹介していますが、新たに「ふれあい浦田(新潟)」「島木のおみせ(熊本)」を追加したので、改めてまとめておきたいと思います。(2011年10月現在、沖縄・奄美を除く全国11例)
沖縄・奄美を除く全国11例は、もともと農協売店やA-Coopなど農協系の店があった場所にできたものがほとんどです。

*これまでの紹介記事↓
その1(広島・川根地区の万屋)
その2(農協撤退で全国に「共同売店」)
その3(大分県・ノーソン)
その4(宮城県・なんでもや)

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2011年10月29日

2011年10月05日

マレーシアで田舎の個人商店を近代化するプロジェクト

2月に続き、先月も仕事でマレーシア・サバ州に行ってきました。(前回の報告) 今回も、何気なく通った街道の途中で、気になる店を見つけましたのでお知らせしたいと思います。

コタキナバル市からラナウという田舎町への移動中、いつもの癖で山道沿いに点在している小さな商店や雑貨店を眺めていると、ほとんどが地味な商店や土産物店ばかりの中、妙に垢抜けたロゴで「COOP」という看板を出している店が目に止まり、ドライバーの方に引き返してもらって、お店に入ってみました。

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Posted by マキシ at 18:33Comments(0)TrackBack(0)共同売店の可能性

2011年08月20日

東洋大ゼミ合宿 in 生活の柄(栄町市場)

今年も東洋大学社会福祉学科の高山ゼミの学生さんたちが合宿に来てくれました。



社会福祉を学んでいる学生さん10人と、ゼミを担当されている高山直樹先生、そしてゼミ生OBで現在沖縄大学の大学院で学んでいる小笠原快さんも駆けつけてくれました。

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Posted by マキシ at 18:38Comments(0)TrackBack(0)勉強会

2011年08月20日

タグ一覧

記事検索用に、このブログのタグ一覧です(2011年8月)
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Posted by マキシ at 18:38Comments(0)TrackBack(0)タグ一覧

2011年08月09日

NPO法人フェルマータの原さん

(これまでの経緯は前々回の記事をどうぞ

7/24、フェルマータの理事長、原敏(はらさとし)さんにお会いすることができました。
NPO設立からこれまでの活動や、大宜味で共同売店の運営を引き受けることになった経緯など、詳しくお伺いすることができました。

 

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Posted by マキシ at 23:47Comments(0)TrackBack(0)共同売店の可能性

2011年07月23日

なんでもや(大張物産センター)

沖縄の共同売店をモデルに、過疎に悩む地域の住民同士が出資して設立、運営しているお店が全国各地に出てきています。
その代表ともいえるのが、宮城県の丸森町大張地区にある「大張物産センター なんでもや」さんです。

このブログではもちろん、ことあるごとに紹介しているので(最初はこちらの記事でした)、ご存知の方はご存知のはずですが、youtubeに総務省地域づくり表彰のビデオがアップされていたので紹介しますね。



奥共同店との交流は今も続いています。
奥からは新茶を送り、なんでもやさんからはお米が届きます。またお互いの記念行事には行き来しておられます。

また東北の大震災後、奥の皆さんがこんな声援も送っておられました!なんでもやさんのブログ「なんでもやに来てね!」のこちらこちら

沖縄の共同店というモデルがあったとはいえ、やはり真似すれば誰にでもできる訳ではない、という気がしました。
強い危機感を大張の皆さんが共有していて、しかも使命感から率先して動いたキーパーソンがいて、それを皆で支え、さまざまに努力されていることがビデオからよく分かりました。
同じようなケースで思い出すのは、広島県安芸高田市、川根振興協議会が運営している「万屋」さん。こちらでは辻駒健二さんという方が地域を引っ張っておられました。
こちらもいつか紹介したいと思っています。

でも山形県の役場の方がおっしゃっていたように、「自分のところのことは自分たちでやるという思いがあれば、やればできるんだな」というのも、きっと事実なんだと思います。
やればできる、やらなきゃできない、、、。

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2011年07月22日

共同売店めぐり、まとめて。

あちこち行ってもなかなか報告が追いつかなくてすみません!
とりあえず3ヶ月分、まとめて報告します。写真は、いつかアップします。たぶん。

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Posted by マキシ at 03:46Comments(2)TrackBack(0)共同売店訪問記

2011年07月12日

野甫共同売店が買い物難民対策事業で復活

「伊平屋村にある野甫共同売店が復活」という記事が、7月10日の琉球新報に出ていました。
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Posted by マキシ at 07:53Comments(0)TrackBack(0)共同売店の可能性

2011年07月09日

大宜味の2共同売店とNPO法人フェルマータさん

先週の土曜日(7/2)に大宜味のに行ってきました。

昨年11月以降、請け負う人が見つからず一時閉店中だった大保共同売店が、今年4月からフェルマータさんという大阪の福祉系のNPO法人が請け負って再開していると聞いていたので、行ってみました。
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Posted by マキシ at 13:34Comments(2)TrackBack(0)共同売店訪問記

2011年06月21日

MESHサポートの小橋川さん

今月の定例会に、宮城先生のご紹介でNPO法人MESHサポートの小橋川繁事務局長さんがいらして下さいました。

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Posted by マキシ at 04:50Comments(0)TrackBack(0)勉強会

2011年05月02日

GWも共同売店へ!

昨日は、宮城島(うるま市、伊計島の手前です)の宮城共同売店に行ってきました。

ちょっとした縁で、先月、第3世界ショップ基金(プレス・オールタナティブたみくさNPO)のイベントが宮城島であったので覗きに行ったところ、地元の受け入れ役をされていたユウコさんが共同売店も担当していると聞いて、さっそくお邪魔してきました。

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Posted by マキシ at 13:15Comments(0)TrackBack(0)共同売店訪問記

2011年04月30日

共同売店と災害2、奄美新聞で

前々回(4/5)、共同売店と災害について書いたところ、奄美新聞の記者さんから問い合わせを頂きました。

奄美にも地域商店と呼ばれる、共同売店とほぼ同じ運営をしているお店があり、そこも災害時に役立つのでしょうか、ということでしたので、改めて共同売店の機能についてお話したところ、4月22日、25日と2回にわたって、なんと一面で取り上げて下さっていました。

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Posted by マキシ at 13:34Comments(0)TrackBack(0)共同売店の可能性

2011年04月23日

定例会の報告

月一回開いている定例会の報告です。
3月、4月の定例会では、ファンクラブ会員の皆さんからとても興味深い報告がありました。

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Posted by マキシ at 03:45Comments(0)TrackBack(0)勉強会

2011年04月05日

共同売店と災害

3週間が過ぎましたが、今回の地震・津波、さらに原発事故は信じられない災害になってしまいました。
沖縄ではなかなか実感ができないのですが、テレビや新聞の報道は辛くて今も見つづけられないほどです。
皆さんや皆さんのお知り合いにも災害に遭ってしまわれた方がいるかも知れません。心よりお見舞い申し上げます。

私はこれまで「共同売店は災害時にも重要な機能を果たすはず」と言ってきました。
ブログの中でいずれ防災をテーマに書こうと思っていましたが、なかなかまとめることができませんでした。
もちろん防災のことなど私はまったくの素人です。
しかし昨年の暮れに中越防災安全推進機構の皆さんが視察に来られたこともあり、改めて共同売店の知恵や経験を、災害時や復興時にどう生かせるかを考えざるをえませんでした。

実は沖縄の共同売店も、未曾有の災害を経験し、乗り越えてきています。
それは「沖縄戦」という災害(戦災)です。
もちろん戦前の売店の建物などは空襲などでほぼ全てなくなりました。
そして多くの命が奪われ、経済、社会インフラ、交通など全てが破壊された戦後の沖縄で、各集落の人々は共同売店を復活させていきました。
終戦直後に米軍の配給所として利用され、それがのちに共同売店になったものも少なくないようです。
また戦後~1960年代にかけて新たに設立された売店も多く、この頃の店舗数が最も多いことも、共同売店が災害復興期に重要な役割を果たしたことを物語っています。

戦後、ヤンバル周辺の集落の人たちは、家を建てるための製材所を立てたり、ディーゼルエンジンによる発電など生活インフラを自らの手で作り上げていきます。
これらの事業の基盤になったのが共同売店です。
そしてその後も農業や産業を振興し、教育や福祉面でも教育資金や病気見舞金など大きな役割を担っています。

戦災と今回のような地震・津波による災害にはまったく異なる点も多いですが、防災に必要な機能もあります。
大きく3つに分けてみました。

1. 地域のつながりの強化
2. 救援物資の備蓄機能
3. 復興後の「過疎」の問題


1.地域のつながりの強化
共同売店が地域のつながりに重要な役割を果たしていることは、これまでにも何度も書いてきました。
防災活動においても、地域の絆が大切だということは繰り返し言われてきていることと思います。
「顔の見える関係」を築いている地域密着の店は、地域の人が日常生活の中で利用する機会が多いことから「つながりを作る場」となっています。
この「絆」作りが、防災その他の地域活動の基礎になるわけです。
災害直後の救助活動や安否確認にも、地域住民のつながりが重要です。
また、自治体が住民に対して防災情報の周知する際や、地域情報の把握する際にも、地域密着店は活用できるでしょう。

2.救援物資の備蓄機能
物資を分散して備蓄しておくことは、都市部から離れた場所や孤立しがちな小さな集落では特に大切です。
わざわざ新たに備蓄するための倉庫などを建設するよりは、既存の共同売店や商店を活用すべきだと思います。
特に沖縄では、公民館(自治公民館)と共同売店は一体であることが多いです。
普段から多くの商品を扱っているため、備蓄物資の管理や更新も効率よく行えるのではないでしょうか。
また、そのような役割を任せることで、集落自体の活性化にもつながるはずです。
今後、東北の被災地でも復興に向けて、都市計画やまちづくりが進んでいくはずですが、「地域コミュニティの力を生かした、小さく多機能な拠点を、分散して作っていく」という視点をぜひ持ってほしいと思っています。

3.復興後の「過疎」の問題
戦後の沖縄の集落では、復員によって人口は一時的に増加しますが、1970年代には人口の流失が加速していきます。そのような過疎化、人口減少が進行していく中でも共同売店が集落の生活を支え続けているのはご存知の通りです。
中越の震災の後、元々過疎化に悩んでいた村には、復興後もさらなる人口の減少に拍車がかかっているようです。
今回の東北の震災でも、都市地域を中心に建物やインフラは数年で復興するでしょうが(阪神大震災の神戸地域などもそうでしょう)、その他の元々過疎化していた多くの地域が、一層深刻な過疎化に見舞われることが予想されます。
昨年、案内した中越防災安全推進機構の皆さんが注目していたのは、「防災」の部分ではなく、その後の「復興~過疎、地域の自立」に果たす共同売店の役割の部分でした。
ここでも先ほど2で書いた「地域コミュニティの力を生かした、小さく多機能な拠点を、分散して作る」ということが重要なことが分かると思います。
ここでいう多機能とは、「防災」に限らず、「高齢者福祉」「障害者福祉」「子育て支援」に始まり、教育、産業、観光、ビジネス、金融、など行政や法律の垣根を越えた「地域の生活視点」での多機能性です。
分かりやすく言えば、「ガソリンスタンドと商店とデイサービスと銀行」を同じ場所でできるようにすることです。都会でしか暮らしたことのない人には冗談のように思えるかもしれませんが。

まとまりのない文章で申し訳ないですが、これらは沖縄の共同売店だけではなく、全国に増えている住民出資の店、また地域に密着した商店や小売店でも災害時には重要な役割を果たせるはずです。
地域密着の店の再評価を進めたり、防災に積極的に活用する必要があると思います。  

Posted by マキシ at 06:47Comments(2)TrackBack(0)共同売店の可能性

2011年03月10日

学生さんからの質問

先日、奥と楚洲へ行ってきました。
詳しくはまたお知らせしますが、那覇周辺のエコショップと共同売店とを結んで、互いに仕入れと販売を助け合う仕組みが作れないかという企画を進めています。
また、ファンの方がfacebookにファンクラブのページを作ってくれたり、twitterを始めたりと、いろいろ動きはあるのですが、それもまた後日。

今回は、昨年、愛知県の大学4年生の方から共同売店に関する質問を受けて、分かる範囲でお答えしましたので、ご本人に承諾を得た上で、ブログでも紹介したいと思います。(内容は多少訂正しています)

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Posted by マキシ at 01:34Comments(0)TrackBack(0)共同売店とは?

2011年02月15日

近況報告

最近は、ファンクラブの定例会とメーリングリストでも精一杯で、なかなかブログにアップできずスミマセン。
おかげさまで定例会もずっと続いていますし(細々と)、メーリングリストもメンバーが増えてきてこれから楽しみです。

ということで、ほとんどメーリングリストの内容と同じですが、近況報告がてらブログでもお知らせしておきます。

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Posted by マキシ at 09:48Comments(0)TrackBack(0)活動報告